こんにちは。
今回は、私達の住む地域のデング熱の検査とマラリアの検査について書いておきます。
日本でも、デング熱が発生が問題になっているようです。このデング熱は、熱帯地方の
蚊を媒体としたウイルス性の病気であって、数日間高熱が続き、重症化することもあります。
日本では、デング熱が今年から急に日本で発生したように報道されているようですが、
今までも発生していて、単なる風邪として取り扱われていた可能性があるのでしょうね。
さて、インドにおいては、デング熱や、マラリアの発生率は高く、
多くの人が発症しているようです。
私達の住む地域でも、月に100人以上は発生しています。
50万人が住む地域なので、かなり多い確率です。
インドでの検査は至ってシンプル。血液検査をします。
翌日にマラリアの検査結果がわかり、その翌日にデング熱の検査結果がわかります。
さらに、政府の検査機関で行うため検査費用がほとんどかかりません。
そのため、そうした蚊を媒介とする病気の危険性を把握しているインド人は
高熱が出ると医者に行くよりも、まず、血液検査をすることを進めてきます。
また、デング熱、マラリアどちらも陰性であっても、高熱が続く場合は、
2日おきに、血液検査を行う必要があると助言されます。
蚊は一般に地上に近いほどたくさん生息しています。
また、一日のうちのある時間帯に活発に活動するようです。
インドでは、蚊を家の中に入れないために、アパートでも高いところに
住むことと、夕方の時間帯に窓を閉めることで、
蚊の家屋への侵入をかなり防げるようです。
これは現地のインド人からよく聞くことで、夕方の時間に窓を閉めることによって
寝ている時に蚊に刺される頻度が格段に下がります。
こんなことも、インドに住んでいるから把握できる情報です。
私たちも時折高熱が出て寝込むことがありますが、
血液検査の結果、今のところデング熱、マラリアに感染はしていないようです。
そんなインドでは、デング熱やマラリアのウイルスを持つ蚊をよせ付けず、
刺された後の痛みどめ、かゆみ止めとして使用する天然成分で作った
クリームがあります。
それが「オドモス」です。
成分は、N,N-Diethyl benzomideです。
使用用途に合わせてローションとクリームがあります。
私たちは、どこに行くにもこれを常に携帯し蚊がいるところでは
必ず使用することにしています。
それによって、蚊に刺される頻度が減っています。
インドで生活するうえで、現地の人がどんなもので
病気に対する対処をしているか知ることは重要ですね。