Windows7のバックアップとリカバリとハードディスク交換

こんにちは。

前回、インストールディスクを使用しての修復を試みましたが、
CDHDSKやスタートアップ修復では時間がかかりすぎて終わらないことから、
ハードディスク交換での復旧を目指すことにします。

最初に行うべき事は、内部のデータのバックアップです。
前回は、LINUXのUBUNTUをliveDVDから起動してUSBメモリ、外付けHDDともに無反応でしたが
もう一度、Live DVDを起動させたてみると、今回はUSBがばっちり反応します。
こんかいUSBが反応する理由はわからないですが、
はじめから反応していたら色々調べるのに
時間を費やす必要もなかったのにと思います。

そして、UBUNTUのUSBが反応する事により、ハードディスクのデータの
バックアップが可能になりました。

UBUNTUを用いたハードディスクのバックアップ

ラップトップの内蔵ハードディスクと同じ大きさの外付けHDDを購入しています。
(同等以上でないと、そのままコピーができません)
そのハードディスクにバックアップを取ります。

Linuxには、ddの標準コピーツールがついていますが、ハードディスクが
壊れていて読み取れない可能性があり、エラーが発生した時に自動で対処してくれ、
かつ、進捗状況が把握しやすいddrescueを使用することにしました。

UBUNTUでは、gddrescueを端末からダウンロードできないようなので、
アプリケーション検索で検索しダウンロードします。
自動的にインストールされるので、これによってddrescue
コマンドが使用可能になります。

まず、以下のコマンドで転送元のHDDと転送先の外付けHDDの場所を確認します。

  • sudo fdisk -l

今回はこのコマンドで、転送元/dev/sdaから、転送先/dev/sdbである事が確認できます。

場所が分かったので、端末で次のように記入します。
そのままバックアップ処理が開始されます。

  • sudo ddrescue -v –force /dev/sda /dev/sdb

途中経過を見てみると、転送速度は、はじめ100Mb/sですが、
エラーの箇所で512biteになったりと、問題の箇所が多数見られる事が確認できます。
合計で1000個近くエラーの箇所があったかと思います。

このバックアップ作業により、全く同じ性質の外付けHDDが
バックアップとして生成されました。

外付けHDDにはデータが丸ごとコピーされましたが、
エラー箇所が多いことが判明しています
その壊れたデータの修復作業を行わないと、起動ができないでしょう。

今回は、Windows7 Enterpriseのディスクをダウンロードして作成しています。
これを用いてCHKDSKで修復作業を行います。

パソコンを起動し、Windows7 Enterpriseの
起動ディスクを用いて起動します。普通には立ち上がらないので
safe modeで立ち上げ、修復を選択します。
その上、Shift F10を押してコマンドプロンプトを起動させます。

その後、外付けHDDのエラーを修正させるためエラー修復作業を行います。
どこに外付けHDDがあるかは、dirで調べ、以下のコマンドを実行します。

  • sfc /scannow
  • chkdsk f/ c: (外付けHDD)
  • chkdsk r/ c:

外付けHDDは新品であるため、エラーが問題なく修正されました。

外付けHDDがキレイな状態になったことで、そのデータを、元の、
壊れかけた内蔵HDDに丸ごとコピーすることにしました。

コピーの同じ作業でddrescueを行います。
この際に、HDDを間違えると情報が全部消えてしまうので気をつけて
行います。

その後、内蔵ハードディスクドライブを再度、インストールディスクを用いて
セーフモードで起動すると、前回までとは異なり、
修正画面で、自動的にWindows7の起動ディスクの場所が
認識されて再起動を行うように表示が出ました。

これにより、起動できるになりました。
データがエラーのないものになったことで、Windows7の起動に必要な
ファイルが修正されたためだと思っています。

リカバリディスクの作成

Windows7が起動するようになったので早速リカバリディスクの作成です。
リカバリディスクはメーカーのソフトウェアから作成します。

今回は、6枚のリカバリディスクと、1枚の修正ディスクの計7枚の作成になりました。

ソフトウェアの指示通りに作成し、一枚ずつわかるように名前を書いて作成終了します。

注意点は、リカバリソフトでの作成する6枚のみではリカバリDVDは
動作せず、プラス一枚起動ディスクも作成しておかねばならなかった事です。

また、リカバリディスク作成後にハードディスクのリカバリ領域が
壊れてしまい、HHDから直接リカバリファイルを読み込めなくなってしまいました。
ハードディスクが壊れかけているのがこれからも予想できます。

新規のハードディスクにWindows7のリカバリ復旧

HDDのデータを修正し起動ができるようになり、動きが故障する前に
戻ったように感じられましたが、しばらくすると、
HDDを修正する前と同様にフリーズが頻繁に発生してしまいます。

通常の動作が遅い時の対応として、新しいUser作成したり、
容量を減らしたりする対応をしましたが、ファイルの読み込みなど
ソフトウェアを使用する際の動作は非常に遅くフリーズしたかと
錯覚するくらいになってしまいました。

さらに、このハードディスクが、エラーが無くなったデータを入れたばかりでも
動作が遅くなるため、エラーの修正済みなのに、修復作業をしてみると
多数のエラーが発生し、修復作業が終わらないという状況です。

そのために、このハードディスクは使用しないほうがよく
新しい内蔵ハードディスクを購入し、新しいハードディスクに
リカバリディスクを用いて復旧するのがベストな状況と考えました。

ここインドの小さな街でもパソコンのパーツを購入できる店はあります。
その値段はインドのインターネット価格よりも若干高い程度です。
日本の価格と比較しても、それほど変わらない価格で購入できます。

元のハードディスクは1Tバイトでしたが、元のハードディスクの使用量は
500Gバイト以下であった事と、外付けのハードディスクを購入した事から、
500Gバイトの物にします。

PCの修理屋さんに言って、retail品のラップトップ用のハードディスクを購入しました。
値段は500Gバイト 3200Rs.+Taxです。外付けの物は、1Tバイト 4650Rs+Taxの物を購入しています。

修復用のハードディスクを購入し、リカバリディスクもあるので
後は、リカバリするだけです。

最初に修正用のディスクを用います。その際にリカバリを選択し後は
画面の指示に従い、復旧します。

リカバリ後に、windows failed to startが発生しましたが
この時も、修復ディスクを用いて、起動させ、Windows7の修正を選択することで
自動的に修正でき起動することができるようになりました。

無事、Windows7をリカバリする事が出来ました。

必要な物と費用は、以下です。
外付けHDD Rs.4650 + Tax
ラップトップHDD Rs.3200 + Tax
インターネット代 Rs.1555 (12Gbite)
DVD-R 備蓄品
windows7 Enterprise(download)
ubuntu(download)

一連の作業を終えて

一連のハードディスクの復旧作業を行って、今回の復旧の為にまずやるべき事は
データの有無を確認することです。

LinuxのLive DVDを用いて確認します。
もしくは、SATAコネクションをUSBに変換するコネクタで
他のパソコンで確認します。

データが確認できれば、データを移動する事ができ、
後は、思うようにしたら良いでしょう。
時間があれば、自力で復旧できるかいろいろ試してみてもいいと思います。
いろいろな知識がつくのではないでしょうか。

時間の短縮を考えたら、新しい内蔵ディスクを直接繋いで丸ごと
ハードディスクの内容を移して、PCに戻せば復旧です。

試行錯誤を繰り返して、スムーズに行かない作業になってしまいました。
次はきっとすぐに復旧できる事でしょう。

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