小さな子供の教育に関するまとめです。インドでは子供たちは小さなころから毎日勉強しなければならず大変です。英語、ヒンドゥー語、現地語の教科書の暗記しちゃいます。
子供の教育を受ける姿勢
学校にもよるのかもしれませんが、インドの子供たちの勉強に対する姿勢はすごくポジティブに感じます。
小学校一年生から(日本より一年早い子供もいます。)、一日8科目授業があり、1〜2週間に渡るテスト期間もあります。
1教科2時間半のものもありますが、子供たちは学校に行くのを毎日すごく楽しみにしています。
子供たちは楽しそうに毎日の勉強に取り組みます。
さらに、学校から帰ってきてからも、塾や家庭教師に従って勉強しなければいけませんが、その時間にも集中し、積極的に勉強に取り組む子供が多いように感じられます。
時には、もっとたくさん勉強していたいという時もあり、自分の子供時代との違いに驚いています。
もちろん家庭環境によって異なるのかもしれませんが、インドで子供たちが教育を受けることは、小さい時から勉強習慣がついて、勉強することに興味がもて、将来を考えた場合には、良い習慣を持つことができるのかもしれません。
どこでも、新しいことを始めるときは学ぶことから始まりますね。
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幼少期の教育は家族のサポートが必要
生まれて一年も経つと、子供たちをどこかの教育施設に預けたくなるお母さんたちが増えることかと思います。その気持ちは世界中どこでも同じではないでしょうか。
インドでは、場所によっては、子供たちは2歳なる前から預けることができます。さらに、同じ世代の集団生活は2歳から受けることができます。
3歳からは、塗り絵、工作、ダンスなど実際に生活をする上で基本的なことを学びます。年少クラスでアルファベッドを教わり始めるのですが、最初は『|』(←スタンディングライン)
『 _ 』(←スリープライン)を習い、その組み合わせで現せるアルファベッド(L、I、など)から筆記は始ります。
本格的な学習は4歳から開始します。
学ぶ内容は州や学校のスタイルによって様々でしょうが、英語、ヒンディー語、さらに現地語を学び始めます。さらに、毎日宿題が出て、親が一緒になって子供の宿題をこなす日々がこの頃(年中クラスの頃)スタートします。宿題の量は学年が上がると共に増えていきます。また、人によっては、家庭教師や塾に通わせて勉強させます。
そして、5歳(小学校に上がる前)には、3言語に加えて、算数、サイエンス、インド近代史などの基本的事柄を学びます。算数は3ケタくらいの足し算、引き算、一桁の掛け算割り算の基本まで学びます。サイエンスは、惑星の名前や配置など、基本的な名前、科学の現象をまなびます。さらに、インドの近代史の有名人(ナショナルファイターズ)の名前も覚えます。
6歳から小学校に入ります。日本では4月2日が学年が下か上かの分かれ目ですが、インドでは10月だったり12月だったり、学校によって異なります。
インドでも幼少期の受験は存在します。しかしながらインドの受験は子供の能力次第です。試験で一定以上の成績を得られなければ進学校に入れません。
たとえは、小学校1年生の1個下の学年(UKG)に入ろうとすると、入学or編入試験は、英語、算数の試験があります。また、小学校1年生から入ろうとすると、英語、算数、ヒンディ語と3科目受けることになります。
その試験で合格すると、親の面談なく、入学が許可されます。そのためインドの教育は日ごろの勉強の習慣がきっちりできていることが前提のものとなっているようです。
子供たちの夏休みの過ごし方
インドでも子供の夏休みは長く3月終わりくらいから、6月初めまで続きます。約2か月以上、子供は夏休み(=家に子供がいる)に入ります。子供を持つ親にとって非常に長くつらい毎日です。
私たちの子供のころの過ごし方は、長い夏休みに朝はラジオ体操、午後は学校のプールへ通った経験があります。その他の時間の過ごし方は、カブトムシ、クワガタムシ、ちょうちょ、アブラゼミ、クマゼミ、ミンミンゼミ、などの昆虫採集、海、池での魚釣りなどを行っていたと思います。
今思うと、日常ではできない新しい経験、発見ができることを経験できたらもっと有意義な夏休みの過ごし方になっていたのでしょうね。
ここインドには、サマースクールのシステムがあります。夏休みの前半、後半の2回に分けて、約1か月間ずつ、学校、地域で期間限定のサマースクールが開催され、子供たちが各学校、地域、施設で施されるプログラムを選択し夏休みの期間を過ごすことができます。
(場所によっては選択肢がありません。)
アート、ダンス、コンピュータ、科学、工作、子供の興味に合わせて短期間のプログラムに参加することができます。
大都市ほどプログラムの種類は豊富で、内容だけ見ると子供の可能性が膨らむ内容が多いようです。
どのプログラムを選ぶかは、人それぞれ。親の都合によって朝9時から夕方4時5時まで、子供が過ごせることを優先する親もいれば、
午前中のみのプログラムを選ぶ親、遠方のプログラムに参加することもできるようです。
後は、お金と手間の相談になります。夏休みとなっても、子供たちが有意義に過ごせる環境というのは良いですね。
インドの学校給食の実情
インドの子供たちの学校でのお昼は、学校によってまちまちです。
ある学校では給食を作っている。ある学校にはカンティーン(軽食販売)がある。ある学校ではお昼のお弁当準備が必要。
どちらがいいとかいうのはありませんが、それは両親の考え方や選択によるかと思います。
給食がない場合、毎日、お昼ご飯を作らなければいけないのは親だからです。
給食のある学校の場合、お昼の食事は一般的なインド料理が学校内で作られています。
しかしながら、日本の学校給食と比較してみると、日本の給食システムが異質な感じがしました。
日本の学校給食は、親が支払う金額は月に5000円程度で一食当たり約250円。残りは税金で一食の合計が900円ほどといわれています。
配膳は子供たちが当番制で行い、牛乳が毎日必ず出ます。
インドのある学校では、月に500ルピー程度、これは一食あたりに直すと、25ルピー(40〜50円)程度。キンダーガーテンの場合、配膳は教師やメイドが行います。
お昼は各学校で作っているため、給食のある学校の子供たちはできたてのインド料理を毎日食べることができます。また、牛乳は常に出るというわけではありません。
税金の補助はないため、両親がその値段を支払います。大人のランチのセットは30ルピーから50ルピーほどで食べられるため値段設定も理解できる設定です。
人前で流暢なプレゼンテーションと流暢に喋る性格
インド人は、プレゼンテーションが非常に得意です。その性格、性質はどのように形成されるのか、それをインドの教育事情から考えてみたいと思います。
インドでは、幼児教育は2歳から開始されます。
キンガーガーテンでは、英語、数学、現地語、科学、近代史、アート、ダンス、体育と、日本の小学生が学ぶようなことを学び始めます。
生徒たちは試験の点で評価されます。さらに加えて、プレゼンテーションの時間がありプレゼンテーションを学びます。
テーマを与えられ、それに添ったスピーチを家で考え練習し、先に発表する友達を見て内容をより豊かにし、発表します。
自分の自己紹介から始め、様々な事柄を英語の文章で記憶し、マイクをもって、演台で一人でしゃべるのです。
それにより、子供たちは、英語をしゃべる際の基本的な表現や文法を3歳や4歳のころから記憶できるようです。
全生徒の前でする英語でのプレゼンテーションで評価が下され、優秀な生徒は卒業式の時にウエルカムスピーチをする代表に選ばれたりします。
一方で日本社会においては、日本語でもこのように人前で発表する機会にはほとんど恵まれず、ごく一部の人がしゃべる程度でしょう。(生徒会選挙の演説など)
インドでは、学校でこうしたプレゼンテーションの技術を学ぶだけでなく、短期学習で、プレゼンテーションの技術を習得できる場所があります。子供たちの場合は、サマーキャンプでもプレゼンテーションのセッションをとることもでき、より洗練されたしゃべり方を学べるところもあるようです。
もちろん日常生活においても、インド人がおしゃべりで、常に人と会話をしたり、誰かと携帯電話でしゃべっていることもプレゼンテーションがうまいことに影響するのかもしれませんね。
インドの子供たちはドラえもんに共感する?
インドでテレビ放送されているアニメのうち最も人気のあるものの一つがドラえもん。
日本でもお馴染みの藤子不二雄のアニメです。
ドラえもんの四次元ポケットの中の道具は、現代でも新しい夢の道具で、子供たちに夢を与えます。将来の目標となる職業の一つがエンジニアであるインドにおいて、テクノロジーの塊にみえるドラえもんの道具が夢を与えるのはどこの国でも同じではないでしょうか。
それに加えて、インドの社会に入ってわかったのが、ドラえもんの登場人物の関係です。インドの社会にはジャイアンが存在します。
『俺の物は俺のもの、お前の物も俺のもの』
ジャイアンの名言ですが、これを実際に実行する子供が各学校、学年に存在するようです。
それに加えて、インドの社会では、ものを借りるとき、渡してもらう時など、『GIVE』を頻繁に使う。日本人の私たちにとって、すごく違和感があるが日常でその言葉を使って、ものを借りるのである。
たとえば、小さい子供が学校で、消しゴムを借りたいとき、『GIVE』を使う。大抵、返ってこない場合が多いようである。
ボールを投げて、なんて言う時も『GIVE』。throw the ballとでも言ってほしいところです。ほしい物があれば、遠慮もなく『GIVE』。ジャイアンに共通する人が存在するインドの子供たちが、ドラえもんをすぐに受け入れられたのは当然のように感じられました。しかしながら、多くの子供たちががジャイアンにはなれないことを忘れてはいけないですね。
遊園地の遊具。日本と海外
日本も無料で開放されている公園がありますが、インドも遊具が整っていて無料で開放されていて週末に親子ずれがたくさん集う公園はあります。
その一つである大きめの公園に先日行ってきました。
前回このブログに書いた公園よりも遊具の数が多くあります。公園内は整備されていてハイキングコースになっています。
子供ばかりでなく大人もウォーキングを楽しむために多くの人が、この公園を訪れます。
その遊具のいくつかを紹介します。
ブランコ
おなじみのブランコです。いつも誰かが順番待ちをしていて 遊んでいる子が飽きたら、狙っている子たちが走ってブランコの取り合いになります。時には両親が協力して子供に遊ばせるために誰よりも早く空いたブランコを確保するなんてこともあります。どこにでも、そんな親はいます。
時計のジャングルジム
中に入ることも上に立って遊ぶことも。 小さい子供は両親が支えて一緒に遊んでいます。
エアーの滑り台
こちらは有料ですが、多くの子供たちが遊んジャンプしたり滑ったりして大きな声を出してはしゃいでいます。
様々なイベントでこの巨大な滑り台が設置されることがあります。
インドでも日本でも、公園、イベントで元気いっぱいに楽しむ子供たちはどこでも同じですね。
玩具
インドは発展途上国といっても、子供の玩具は日本で買えるような少し高価な玩具も当然あります。
多くの人にとって、外国から輸入された玩具や、海外ブランドの玩具を購入することは多くはないでしょう。
その代わりにインドでは、そうした本物に似た格安のインドクオリティーの玩具が一般に出回っているようです。
たとえば、バービー人形。インドにもバービー人形は、日本と同程度の価格帯で売られています。それと同じように、バービー人形ではない髪の毛がある人形が、その値段の10分の1程度の値段で売られています。
また、日本でもおなじみの機関車トーマスなどもあります。日本やアメリカなどで売られている木製のものは見られませんが、値段が安いプラスティックの製品を見かけます。
(機関車トーマスはインドではあまり広まっていません。)
日本でも、インドでも、必要な玩具類は、それほど大差なく購入できます。
インドで生活をしていると、不便な時が、ときどき発生します。たとえば停電。日本も、東日本大震災後に計画停電があり、停電の際の不便さを実感できたと思いますがインドでは、頻繁に短時間の停電が発生します。時には数時間及ぶ停電が発生することもあります。その際はPCのバッテリーがなくなって仕事になりません。それでも、インド国内の経済は回っているのです。
また、インドでは、ストライキが発生します。先日は、リキシャのストライキが発生し3日間リキシャが利用できないということがありました。バスに乗っていては、時間が予定通りにいかなかったり、バスのまわる経路によっては、遠回りになったりと不便な時もあります。
しかしながら、ストライキは労働者の権利であるため、3日間も自分たちの権利を主張し、経営者側と話が行われていることについては、民主主義国家としてインドで行われていることが、当たり前のことととらえることができるのかもしれません。
停電が全くない状態を作るために、余分な電気を作ったり、必要以上の伝送網を整えたり、
ストライキが起こらないように、初めから結論を決めて交渉に臨む日本人の考え方からいくと理解できないことです。
しかし、インド国内でも、品質の良い製品を使用できます。さらに、衣料品などは発展途上国で生産されているものです。ルイヴィトンなど高級ブランドもインドで生産している状況をかんがえると日本人の当たり前が、ほかの国では普通でない考え方であることがあることが多いのでしょう。
遊園地の遊具。日本と海外
私たちの子供のころには、様々な遊具が、公園や小学校に設置してあり、子供たちはそれらを使って遊んでいました。現代でもそれは同じで、遊具のある公園などで、車を停めて子供たちを遊ばせる親御さんたちが多いですね。
しかし、最近では、様々な制限ができてきており、子供が危険に巻き込まれないように、危険と思われる遊具の撤去が行われたり、以前と比べると、安全管理についてシビアになっているように感じます。
さて、インドでも、公園には遊具が設置してあります。滑り台、シーソー、ブランコ、ウンテイ、ジャングルジムなど、様々な遊具が設置してあって、だれでも、子供たちが遊べるように
なっています。
滑り台は傾斜が急であること、さらに、滑り台の手すりは小さいです。
また、シーソーが急になっていたり、ジャングルジムはコンクリートが下に設置してあったりすることもあります。
それでも、子供が遊具でケガをしたという話はめったに聞きません。もしかすると、大人が見て少し危険かなと思えるくらいの遊具は子供たちにとって、挑戦のしがいのある楽しい遊具なのかもしれません。
また、そうした遊具に挑戦することで子供たちの身体能力が上がるなんてことがあるのではないでしょうか。
先進国日本の遊具、途上国インドの遊具、両方の国の遊具を見てみることでそれぞれの国の考え方がわかってきます。過度の心配をして子供が遊ぶのを妨げる行為はしないようにしたいものです。子供にとっては、どちらも状態も楽しい遊具であることは変わらないでしょうね。
今回の遊具は私たちの徒歩圏内の小さな公園のものを紹介しました。私たちの地域には大きな遊具がたくさんそろっている公園もあります。そこは遊歩道が整備されていて、ウォーキングコースとしても用いられ週末はたくさんの人の憩いの場所になっているようです。折を見て紹介しようと思います。
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