こんにちは。
今回は、小学生にはお馴染み、大人にとって、懐かしのランドセルについて考えてみる。
最近、アメリカ、ハリウッド女優のスージー・ディシャネルがランドセルを
背負って使っている写真をとられ、少しずつ日本製のランドセルがおしゃれバッグの
一つとして海外で浸透しつつあるという記事を見た。
一般的には、小学生が重い荷物を持つために背負うバックのほうが楽であることと、
転んだ時を想定し、ランドセルがクッションになることを考え、
頑丈な革のカバンにすることはもっともなことである。
さて、日本の小学生にとってお馴染みの、ランドセルであるが、海外の
小学生にも普及する可能性はあるであろうか。
最初に、日本の小学生の状況と、海外の小学生の状況を比べたい。
○日本の小学生
-通学のため長距離を歩く必要がある
-教科書類は家においておき毎日確認し、時間割表に基づいて学校
に持っていく
○インドの小学生
-スクールバスでの登校、もしくは、スクールリキシャでの登校で
車の走っている道を重い荷物で長時間歩かない
-教科書は学校においておき、次の日の宿題をするため持ち帰る
インドと日本の学校の違いを考えると、インドではスクールバス、
リキシャを使うことができる点で、ランドセルである必要はなくなる。
また、スクールリキシャには、いつも子供たちが押しづめで乗
らなければいけないことを考えると、大きなランドセルの普及はインドでは、
難しそうだ。
さらに、海外では個人の意見を尊重する。
日本の子供たちは、皆と同じであることを良いものとして教育される
傾向があるので、皆が同じランドセルを持つことができ、学校が
ランドセル利用をルール化していることから、ルールに従わなけれ
ばならない
子供たちはランドセルを持たざるを得ない。しかしながら、
個人主義の海外から見ると、同じデザインのものをすべての小学生が
持っているのは全く異質であろう。
また、ランドセルの値段が、高級ブランドと同じような価格設定であるため、
それを、親が理解して購入するのか。
日本では、人と違うことよくないこととみなす習慣があるため、
親は、買わざるを得ないだろう。インドでは、キンガーガーテンから制服、
小学生でも制服を着る必要があるため価格設定によっては、
購入する両親はいるかもしれない。
そうしたことから考えると、海外の、個人でしっかりとした考え方をもつ
社会においては、個性の一つとしてランドセルを持つことは考えられる。
しかし、日本社会が集団で、皆が一緒に行動しなければならないと教えるが、
海外では個人主義の教育で、各個人の考え主張を尊重するため、
日本のように小学生全員へランドセルの普及は海外では見込めないだろう。
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